1. HOME
  2. ブログ
  3. リフォーム部
  4. 戸建て増築の注意点と失敗しないポイントは?費用相場を事例つきで解説

RECOMMEND

お役立ち情報

リフォーム部

戸建て増築の注意点と失敗しないポイントは?費用相場を事例つきで解説

新しく家族が増えたり、生活スタイルが変わったりした際に戸建ての増築を考える方は少なくありません。戸建て増築では様々な注意点もありますが、メリットも多く新たに建て替えるよりも増築の方がおすすめできることもしばしばです。
今回の記事では、戸建てを増築する際のメリット・デメリットや注意点についてお話しいたします。ぜひご一読ください。

戸建て増築の需要

戸建てを増築する目的のほとんどは居住スペースを広くしたいというものです。
弊社にも、子どもが自立して庭が必要なくなった分、リビングを広くしたいというご相談や、子どもが増えたため部屋を増やしたいといったご相談がありました。また最近では、在宅ワークが増えたためワーキングスペースを作りたいというご相談も増えています。
生活スタイルや家族構成の変化に合わせて自宅も変化させて、過ごしやすい快適な家にしていきたいですね。

戸建てを増築するメリットとデメリット

戸建てを増築せずとも、新たに家を建て替えるというのも一つの手段です。では、あえて戸建てを増築するメリットはどのような点でしょうか?また、デメリットはあるのでしょうか?
まず、建て替えではなく増築するメリットとしてコスト面が挙げられます。増築するか、建て替えをするかで悩まれる方が多いですが、家を広くするという点ではコスト面で圧倒的に良いのが増築です。また、家を建て替える際は工事の間の数か月にわたって仮住まいに住まなければいけません。しかし増築する際はそのまま住みながら工事を行うことができますので、仮住まいに関する面倒なことは必要ありません。
では、デメリットは何でしょうか。
まず挙げられるのが見た目の問題です。増築部分の屋根材や壁材が既存の建物と変わってしまい、見た目が悪くなってしまうケースがあります。また、既存の建物と増築の部分の接続部分は地震によるひびが入りやすかったり、雨漏りしてしまったりするケースがあります。ただし、見た目の問題は建築業者の工夫次第で増築部分を目立たせないようにすることも可能です。また、耐久性についても、施工の問題である面もあります。つまり増築の際には業者選びが重要になってくるのです。

戸建ての増築でできること

戸建てを増築すると言っても、具体的にはどこまでできるのでしょうか?
リビングを広くしたり、水回りを移動させたり、2階部分を広くしたり、ベランダを広くしたりなど、建物次第ではありますが基本的には何でもできるのです。
ただし、2階を増築したいと思っても1階とのバランスで耐震性能がクリアできなければ増築は不可能である場合など、安全性が確保できないときはその部分を増築することはできません。既存の建物のつくりとの兼ね合いを見ながら、お客様のニーズに合わせて計画を立てていくことになります。
特に増築は確認申請が必須となっています。建築会社が建築士と相談しながら増築計画を立てていくことになるでしょう。確認申請については次の章で詳しくお話ししますね。

増築に必要な確認申請と注意するポイント

10平米以上の増築をする場合は行政への確認申請が必要です。ただし、防火・準防火地域では面積に関わらず申請が必要となります。確認申請には専門知識と膨大な資料が必要となります。そのため建築士に依頼するのが一般的です。その際には約20万円程度かかります。
また、増築では注意しなければいけない以下の5つポイントがあります。
①建ぺい率
建ぺい率とは、敷地面積に対して建築可能な床面積の割合のことを言います。この基準は法律で決まっていますから、守らなければ建築基準法違反になってしまう可能性がありますので注意しましょう。

②容積率

容積率とは、敷地面積に対して法的に建築可能な総床面積の割合のことです。建ぺい率と違って、容積率ではすべての階数の床面積が対象となります。つまり2階建ての建物の場合は1階と2階の床面積の合計が容積率をオーバーしないように建築しなければいけません。

③北側斜線制限

北側斜線制限とは、北側の土地が日陰になって悪影響が出てしまうのを防ぐために建物の高さや屋根の傾きについて定めたものです。増築する際に建物の高さも変える場合は制限にかからないか注意する必要があります。

④高さ制限

地域によって建物の高さが定められている場所もあります。特に第一種低層住居専用地域、第二種低層住居専用地域における高さ制限には注意が必要です。この2つの地域に当たる箇所は、高さ制限として10メートル又は12メートル以下に定められています。

⑤道路斜線制限

道路斜線制限とは、建物の高さによって道路の日照や採光、通風に影響が出ないようにしたり、周辺の環境に圧迫感が出ないようにしたりする法規のことです。正確には、容積率や道路の幅などを計測し、そこから算出する必要がありますが、大体は周囲の建物の高さを目安に考えると良いでしょう。

戸建ての増築の際には、これらの5つの注意点を踏まえて考えていかなければいけません。みどりやでは、確認申請から建築工事までワンストップで提供させていただいております。

増築の費用相場

増築の費用は、防火地域か非防火地域かで変わってきます。例えば、防火地域では防火窓にする必要がありますのでそれだけでも窓のコストが3~4倍になります。
みどりやの増築費用目安は以下の通りです。
1階の木造住宅ですと、防火地域で約70万円(坪)、非防火地域で約50万円(坪)です。また、鉄筋住宅は約100万円(坪)になります。
2階の増築は基礎コンクリートが必要ないため、少し安くなります。
木造住宅は防火地域で約60万円(坪)、非防火地域で約50万円(坪)です。ただし鉄筋住宅の2階部分の増築は難しいです。

秦野の増築事情

秦野では、築年数が経った木造住宅の建築依頼が多いです。また、秦野のお宅は土地が広い場合が多いため、比較的自由に増築できるケースが多いです。
二世帯住宅にするために増築するケースや、中古の木造住宅を購入して増築するケースなど様々なご相談を頂いております。

増築は確認申請も含めて細やかな打ち合わせが必要です。秦野市のお客様は手厚い対応ができる地元のみどりやにぜひご相談ください。

関連記事